ハンガリー舞曲 第5番 [Hungarian Dance No. 5]
演奏:マントヴァーニ
作曲:ヨハネス・ブラームス
編曲:セシル・ミルナー
URLは下記の通り変更しました。
https://arisada.wjg.jp/central_europe/Hungarian_Dance_No_5.html
ブラームスは1850年代の前半に、 エドゥ・レメニー [Ede Reményi] からジプシー音楽 (ロマの民族音楽) を教えられて魅了された。 それ以来ブラームスは、それをハンガリーの民族音楽と信じて採譜を続け、1879年に全部で21曲ある『ハンガリー舞曲集』を完成させた。 『ハンガリー舞曲集』に作品番号が付いていないのは、これが自作ではなく、伝統音楽の編曲にすぎないことをブラームスが慮ってのことであった。 のちにエドゥ・レメニーは『ハンガリー舞曲集』の成功を知ると、これが盗作であるとしブラームスを相手に訴訟を起こした。 結果はブラームスが「作曲」ではなく「編曲」と、しておいたことが幸いして、ブラームスが勝訴している。 全21曲ある中でも、管弦楽用に他者によって再編曲された、第5番がとりわけ有名で、このマントヴァーニの演奏は、セシル・ミルナー [Cecil Milner] の編曲によって、1962年5月に録音されている。 |