第三の男 [The Third Man Theme]
ハリーライムのテーマ [ The Harry Lime Theme]

作曲、演奏:アントン・カラス [Anton Karas]

2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/anton_karas.html

「第三の男」は、キャロル・リード監督の1949年の英国映画ノワールで、ウィーンでのロケ地で「第三の男」の撮影に一日を費やした夜、リードとキャストのメンバー (ジョセフ・コットン、アリダ・ヴァリ、オーソン・ウェルズ) で夕食をとり、その後、ワイン酒場 (ホイリゲ) に行った。 そのワイン酒場は戦前の雰囲気を残す古い酒場で、そこには、チップを求めてツィター音楽を演奏している40歳のミュージシャン、アントン・カラスがいた、リードはその演奏を聴くや否や、これが彼の映画に求めていた音楽であることを悟り、直ぐに、アントン・カラスに「第三の男」のサウンドトラックの作曲と演奏を依頼した。 しかし、カラスはドイツ語しか話せず、リードのメンバーには、ドイツ語を話せる者がいなかった。 しかし幸い、客の中に英語とドイツ語のバイリンガルがいて 、リードの意向を伝えてくれた。 当初、カラスはイギリスへの旅行を意味するので、気が進まなかったが、彼はついに受け入れた。 カラスは、映画のストーリーを理解するため、イギリスのシェパートンスタジオで翻訳された映画を観、6週間を費やして、40分にも及ぶサウンドトラックを完成させた。
尚、この「第三の男」のテーマは、ウェルズ扮するハリー ・ライムのテーマ曲であるところから「ハリー・ライムのテーマ」とクレジットされることもある。 

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