1. 劇音楽《真夏の夜の夢》: 結婚行進曲 (メンデルスゾーン)
[Drama Musik "Sommernachtstraum": Hochzeitsmarsch]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ピエール・モントゥー

2. 弦楽六重奏曲第1番第2楽章 (ブラームス)
[Streichsextett Nr. 1 und 2 Sätze]
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団 指揮:各奏者が担当

2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/Hochzeitsmarsch_Streichsextett.html

1. 劇音楽《真夏の夜の夢》: 結婚行進曲 (メンデルスゾーン)
ハンブルクで生まれた有名な作曲家に、メンデルスゾーンブラームスがいる。
メンデルスゾーンは裕福な銀行家の家に生まれ、38才という短い生涯の間にさまざまな分野の作品を残している。 その中でも、よく知られているのが文豪シェークスピアの《真夏の夜の夢》の戯曲のために作曲された、劇音楽《真夏の夜の夢》:結婚行進曲で、世界の多くの結婚式で用いられている。 その他、結婚式に用いられる曲に、ワーグナーがオペラ「ローエングリン」のために作曲した「 婚礼の合唱」があるが、この曲はワーグナーの故郷ドイツをはじめ、ヨーロッパの国々では、あまり用いられていない。 何故なら、「婚礼の合唱」はオペラ「ローエングリン」のために作曲された曲だが、オペラのストーリーが悲劇で終わっており、結婚式には相応しくないと考えられている為で、それに対し、メンデルスゾーンの《真夏の夜の夢》の「結婚行進曲」は、最終的に円満な結末を迎えるストーリーであるため、ヨーロッパでは好んで用いられている。 
2. 弦楽六重奏曲第1番第2楽章 (ブラームス)
巨匠ルイ・マル監督若き日のフランス映画『恋人たち』(1958年製作)に使われて一躍有名になったのが、このブラームスの弦楽六重奏曲第1番。 映画後半での月夜の庭でのラヴ・シーンに流れるのが、この作品の第2楽章で、この映画はその年のヴェネツィア映画祭で審査員特別賞を受賞している。 ハンブルクに生まれ、街の居酒屋でピアノを弾いて家計を助けながら勉強し、まずはピアニストとして、さらにシューマンなどの知遇を得て作曲家としても認められていった。 バツハ、ベートーヴェンとともに「ドイツ 3大B」などと呼ばれる19世紀ドイツ・ ロマン派を代表する大作曲家として知られるようになった。
第1番はブラームス27才の1860年に完成された曲で、全体に青春の息吹を感じさせる若々しい気分に満ちた作品に仕上がっており、その第2楽章はこの作品の中心となっている。 ロマン的な主題に基づく6つの変奏で構成されており、ブラームスは、この楽章をピアノ独奏用に編曲し、親しかったシュー マン夫人のクララに捧げている。

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