リリー・マルレーン [Lili Marleen]
演奏:ロイ・エッツェル楽団 [Roy Etzel and His Orchestra]
作曲:ノルベルト・シュルツェ [Norbert Schultze]
2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/Lili_Marleen.html
この曲は、出征した兵士が、かつて兵舎の外で毎夜逢っていたリリー・マルレーンという名の恋人を想う歌で、第2次世界大戦中のヨーロッパで大流行した。 元は、ドイツの作曲家ノルベルト・シュルツェ [Norbert Schultze] が、女性歌手ララ・アンデルセン [Lale Andersen] から依頼をうけ、ドイツの詩人ハンス・ライプ [Hans Leip] の詩に、第二次世界大戦直前の1938年に曲を付けた。 この詩は、1915年 (第一次世界大戦中)、ロシアへの出征を前にした、ハンス・ライプが
、ベルリンのある営門の歩哨に立っていた時に作詞した。 この曲を1939年2月にララ・アンデルセンはレコーディングし、元はドイツの歌であったが、連合軍北アフリカ戦線のイギリス軍兵士にも人気を博していた。 しかし北アフリカ戦線のイギリス軍司令部が同放送を聞くことを禁じた事や、アンデルセンのルーツがユダヤ系であったため、ドイツ国内での人気は長続きしなった。 この歌は、反ナチスの人としてドイツからアメリカへ渡り、1939年に市民権を得た女優、マレーネ・ディートリヒ [Marlene Dietrich] によって歌い継がれ、連合軍兵士の慰問の時にもこの歌が唄われた。 兵士達は、ラジオを通して流れるこの歌に、敵味方の別なく拍手に湧いたと伝えられている。 この歌は、ディートリヒにとって、代表曲の一つとなっている。 日本ではベルリン出身のハリウッド女優、マレーネ・ディートリヒの持ち歌として知られている。 ![]() |