愛の夢 第3番[ Liebesträume nr. 3]
ピアノ演奏:アナトール・ウゴルスキ
作曲:フランツ・リスト
2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/Liszt_Liebestraum.html
19世紀最大のピアニストと謳われたフランツ・リスト (1811〜1886) は、同時に作曲家としても様々な分野に優れた作品を残し、音楽史に大きな足跡を残した。 オーストリア帝国領内ハンガリー王国のドボルヤーン
(現在のオーストリアのライディング) (MAP) に生まれたリストは、子供の頃からピアノの神童として持て囃され、ショパン、ベルリオーズ、ワーグナーなどと交友を結び、圧倒的なテクニックを持つピアニストとして人気を博した。 自身の名技を誇示するために、超絶・難技巧を要するピアノ作品を数多く作曲したが、一方では、ロマンティックで甘美な抒情性を湛えた作品も残した。 その筆頭に挙げられるのが「愛の夢、3つのノクターン」の第3曲目、原曲は歌曲で、 第1番「いと高き愛」、第2番「幸いなる死」、 第3番「愛せよ、いつまでも」というタイトルで書かれた。 ピアノ用に編曲されて「愛の夢、第3番」のタイトルで出版されたのは、リストがヴァイマールの宮廷楽長を務めていた1850年のことで、現在はピアノ曲として、第3番は最も親しまれ、「愛の夢」といえばこの第3番を指すのが一般的となっている。 ピアノ演奏のアナトール・ウゴルスキ [Anatol Ugorski] は、ロシア、アルタイ地方ルブツォフスク (MAP) 生まれのピアニスト。 ペレストロイカによる芸術界の混乱や対ユダヤ人迫害が家族に及んだこともあり、1990年にドイツへ亡命している。 |