マック・ザ・ナイフ [Mack the Knife]

演奏:ビリー・ヴォーン
作曲:クルト・ヴァイル

2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/Mack_the_Knife.html

 マック・ザ・ナイフ [Mack the Knife] は、ジャズのスタンダードナンバーで、邦訳では"匕首 (あいくち) マック" または "匕首マッキー" と呼ばれることもある。 20世紀を代表するドイ ツの劇作家 ベルトルト・ ブレヒト が著した戯曲 『三文オペラ』(初演は 1928年、ベルリン) の劇中歌 "メッキー・メッサーのモリタート" [Die Moritat von Mackie Messer] が原曲で、クルト・ヴァイル が作曲し、ドイツ語歌詞は ベルトルト・ブレヒト が作詞している。 これを マーク・ブリッツスタイン が英訳し、トロンボーン奏者の ターク・マーフィー が編曲した。
ルイ・アームストロング は、1955年にシングル「マック・ザ・ナイフ」を発表し、1997年にグラミーの殿堂入り*を果たしている。 ボビー・ダーリン は、1959年にシングル「マック・ザ・ナイフ」を発表し、全米第1位を9週間記録する大ヒットとなり、翌1960年には「マック・ザ・ナイフ」でグラミー賞の最優秀レコード賞を獲得している。 また、1999年には、グラミーの殿堂入りを果たしている。 1960年2月に エラ・フィッツジェラルド は西ベルリン公演で「マック・ザ・ナイフ」を歌い、この公演を収めたアルバム『 マック・ザ・ナイフ〜エラ・イン・ベルリン』もまた1990年にグラミーの殿堂入りを果たしている。
2016年には ルイ・アームストロング ( ) 及び ボビー・ダーリン ( ) による「マック・ザ・ナイフ」がアメリカ議会図書館の国立録音登録簿の重要保存資料に選ばれている。

ここで演奏する、ビリー・ヴォーンは、独特な明るさと歯切れの良い演奏で、街角を通り抜ける風のように、爽やかな曲調に仕上げている。

因みに、日本では、美空ひばり ( ) 、 尾藤イサオ ( ) 、 堺正章とクレイジーケンバンド ( ) 、が邦訳でカバーしている。

グラミーの殿堂入りは、レコーディングから25年以上が経過したアルバム、シングルなどを対象にしたもので、質の高さや歴史的に重要な意味を持つ作品がレコーディング・アカデミーの専門家たちの審査によって選ばれている。

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