Pont Saint-Bénézet
1480-1864年代のサン・ベネゼ橋の様子
2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
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サン・ベネゼ橋 [Pont Saint-Bénézet] サン・ベネゼ橋 [Pont Saint-Bénézet] は、フランス、アヴィニョンのローヌ川に架かっていた石造アーチ橋である。 一般にはアヴィニョンの橋として知られている。 この橋はアヴィニョンの城壁の外側にあり、ローヌ川に架かっている。 建設されたのは1177年から1185年にかけてである。 22連のアーチ橋であり長さは920m、幅は4mあった。 1226年、ルイ8世がアヴィニョンに攻めてきたときに、橋の4分の3が破壊された。 数年後、禁止されていたにもかかわらず、アヴィニョンの人たちは橋を再建し始めた。 以前の橋は下のサン・ベネゼ礼拝堂と呼ばれるチャペルしか残っていない。 次の橋の橋床はかさ上げされ、その上にサン・ニコラ礼拝堂が建てられたからである。 17世紀の初めにアヴィニョンは橋の維持と修理ができなくなった。 1603年、ローヌ川の洪水でアーチの1つが崩壊、続いて1605年に3つのアーチが崩壊した。 1628年に橋の修理が始まったが、ペストの流行があって作業は中断され、1633年まで橋を渡ることはできなかった。 2か月後、2つの新しいアーチがローヌ川に流された。 この頃になると別の方法で川を渡るようになっていた。 人々はフランス王国側のヴィルヌーヴにあるフィリップ端麗王(フィリップ4世)塔 (MAP) を出発し船で川の中央にあるバルテラセ島 (MAP) まで渡り、階段でサン・ベネゼ橋に登りアヴィニョンに渡ったのである。 橋は今にも崩壊しそうなので、聖ベネゼの聖遺物は1674年にサン・ニコラ礼拝堂からセレスティン修道院に移された。 何度かの移転と1791年の冒涜の結果、横領品が数点アヴィニョンのノートルダム大聖堂に残されているのみである。 そして橋の有名な4つのアーチとフィリップ端麗王塔 (MAP) 、世界中に知られた 「 ![]() |
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橋の最も初期の描写 (1480) |
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1575年に出版された橋の図版 橋の左端は、フィリップ端麗王塔 (MAP) 、右端はアヴィニョン。 |
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Villeneuve-lès-Avignon (MAP) の方向に向かって描かれた Étienne Martellange の絵 (1608) 橋の対岸側は、フィリップ端麗王塔 (MAP) 。 |
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Étienne Martellange によって描かれたアヴィニョンの街の光景 (1609) |
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1663年に印刷されたアヴィニョンの地図 |
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1756年にジョゼフ・ヴェルネ [Joseph Vernet] によって、描かれた荒れた橋 |
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Photographie par Édouard Baldus (1864) |