演奏:工藤すみれ(チェロ)、江口玲(ピアノ)
カタルーニャ民謡/カザルス編曲
2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/spain/El_Cant_dels_Ocells.html
「鳥の歌」は、カタルーニャ地方に古くから伝わるクリスマスにちなんだ民謡で、それを 編曲したのが、チェロの近代奏法を確立し、スペインが生んだ20世紀最大のチェリストと称されるパブロ・カザルス (1876〜1973) 。 1971年*の国連総会の会議場で各国の政治家たちを前に彼が演奏してから、この曲は有名になり、以来、カザルスはコンサートの最後には必ずこの曲を演奏した。 そして彼は、最後に「カタルーニャ地方では、鳥は
"ピース、ピース (平和、平和)" と鳴くのです」と付け加えたと、云われている。 カザルスの故郷カタルー二ャは、民族独立運動の盛んな土地柄であり、彼もフランコ政権によるファシズムに抵抗し、1939年にフランスへ亡命している。 そう言うこともあって、カザルスは人道主義者・平和主義者としても知られており、96歳で亡くなるまで、音楽によって世界に平和を訴え続けた。 * 1971年10月24日(国連の日)、ニューヨーク国連本部にて演奏会、国連平和賞を授与されている。 |