ラ・パロマ [La Paloma]

演奏:クレバノフ・ストリングス
作曲:セバスチャン・イラディエル
編曲:ハーマン・クレバノフ


2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/spain/La_Paloma.html

ラ・パロマ (鳩)》は、 9世紀のスペインの作曲家セバスチャン・イラディエル (1809〜65) が、1840年前後にラ・アバナ (ハバナ) に滞在した時、流行していたハバネラの洗礼を受け、キューバ訪問後の1860年ごろに作曲した。 また最晩年の曲集 《スペインの花》 [Fleurs d'Espagne] (1864) に収録されている歌曲 《El arreglito エル・アレグリート》 も "ハバネラ" で作曲されており、パリでこの曲を知り、読み人知らずのスペイン民謡だと思い込んだフランスの作曲家ビゼーがメロディを転用してしまっだのが、カルメンの歌う、あの誘惑ソング 《恋は野の鳥》 である。 ビゼーは、出版元から訴えられ、そこで初めてイラディエル作と知った彼は、ヴォーカル・スコアの初版にその旨を明記、その後の裁判でも、悪意はなかったことが認められて一件落着となっている。 

聞き比べ  El arreglito   恋は野の鳥

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