パッヘルベルのカノン [Pachelbel's Canon]

演奏:イ・ムジチ合奏団
作曲:ヨハン・パッヘルベル


2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/Canon.html

ヨハン・パッヘルベル (1653~1706) は、ドイツ南東部の街ニュルンベルク (関連) に生まれた作曲家でオルガニスト。 ウィーンのシュテファン大聖堂、生地ニユルンベルクの聖ゼーバルドゥス教会、エアフルトのプレーディガー教会などのオルガニストを務める一方、 オルガン音楽をはじめ声楽曲や室内楽曲を残した。 あのJ・ S・バツハの父親とも交流があり、バッハにも少なからぬ影響を与えたといわれている。 いわゆる「パッへルベルのカノン」と呼ばれるこの作品は、正式には「3声のカノンと ジーグ ニ長調」の「カノン」の部分を指す。 カノンとは、 同じ旋律を少しずつずらして次々と追いかけるように演奏する形式で、 学校で歌ったことのある「輪唱」を思い浮かべればわかりやすい。 このパッヘルベルの「カノン」では、 まず低音部による荘重な雰囲気のテーマが奏される。 このテーマは28回にわたって繰り返され、その上に乗って3つの声部が次々にひとつの旋律を模倣しあい、追いかけあっていく。
この作品は、 1680年頃に作曲したもので、もともとはオルガンのために書かれたという説と、3つのヴァイオリンと通奏低音のために書かれた室内楽曲であるという説があるが、 近年では後者の説が有力視されている。 パッヘルベルの曲の中で唯一知られている、最も有名な作品で、結婚式や卒業式などで演奏されることが多い。 この原曲を、ドイツのマックス・ザイフェルト [Max Seiffert] (1868〜1948) が、美しくおおらかで抒情的な弦楽合奏用に編曲してから多くの室内オーケストラに取り上げられて、耳にする機会が増えるようになった。 「 涙のカノン」 [Le Canon De Pachelbel] というタイトルで、ポピュラー音楽にもアレンジされて親しまれている。 

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