再び白いライラックが咲いたら
[Wenn der weiße Flieder wieder blüht]
邦題:すみれの花咲く頃
演奏:ドイツ・ハンブルクのミュージシャン
指揮:マントヴァーニ
作曲:フランツ・デーレ
2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/deutschland/When_The_Lilac_Blooms_Again.html
日本でも有名なこのメロディは ドイツで1928年にベルリンのコミッシェ・オーパー (MAP) で上演された大衆演芸(レビュー)の劇中歌として発表された。 当時のドイツ語圏を初めとするヨーロッパ各地で様々な言語版によりカバーされ、特にフランスでは「白いリラが咲くとき」[Quand
refleuriront Les Lilas blanc] と翻訳され、多くの歌手に歌われた。 なかでもドイツのヴァイオリニスト、ヘルムート・ツァハリアスの1956年の演奏は大ヒットし、これがきっかけとなり、マントヴァー二はドイツ市場を念頭にその年にこの曲を録音することを決めたという。 1952年7月にも録音されているが、1969年6月にドイツ・ハンブルク (関連) で現地のミュージシャンを使って録音された、このステレオ録音はおそらく彼の録音のなかでも最もすばらしい出来となっている。 尚、『白いリラの咲く頃』は、1928年、宝塚歌劇団の創始者である小林一三の命により渡欧していた白井鐵造の知るところとなり、白井が大日本帝国に帰国後、日本語の歌詞を付け、宝塚歌劇団で発表した作品『パリゼット』の劇中歌として使用された。 その際、歌詞の「リラ(ライラック)」を日本人になじみの深い「すみれ」に置き換えた。 それ以後、永きに亘って、宝塚歌劇団を象徴する歌として定着している。 因みに、元々の Flieder は一般的にライラック (フランス語では「リラ」) のことで、北ドイツではニワトコ属の花の俗称でもある。 ![]() |