亡き王女のためのパヴァーヌ
[Pavane pour une infante défunte]
演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
(ベルナルト・ハンティンク指揮)
作曲:モーリス・ラヴェル


2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
https://arisada.wjg.jp/spain/Pavane.html

 この作品は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年に作曲したピアノ曲を、1910年に彼自ら管弦楽曲に編曲した作品。 パヴァーヌとは、スペインにその起源をもつ宮廷舞曲のひとつで、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパの宮廷で普及した。 この曲の優美なメロディとロマンティックなタイトルから、様々な憶測が人々の関心を集めてきたが、ラヴェルによると、この題名は「亡くなった王女の葬送の哀歌」ではなく、今は亡きスペインの王女が、その幼き日に王宮の一室で可愛らしく踊っていたパヴァーヌだとしている。 この古風な曲は、スペインにおける風習や情緒に対するノスタルジアを表現したもので、ラヴェルと親交のあったエドモン・ド・ポリニャック公爵夫人に献呈されている。

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